現在の私の活動をご報告いたします。 2010. 11
わたしは2010年度の文化庁在外研修員として、北欧留学中です。
ムンクの画集を絵本にして育った私は、彼の作品の背景にある風土を知りたいとずっと願っていました。幼少から自然の中で充実した毎日を送っていた私は、知らず知らずのうちに、日本の風土と彼の世界に調和を感じてゆくことになりました。
北欧の作家たちの作品に触れたとき、わたしはいつも瑞々しい情感に満たされます。恐ろしいような懐かしさに、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。そしてそれが自分にとって、この上なく大切なものなのだと、気付かされるのです。
暗く長く、そして恐ろしく寒い冬の存在、そしてその末に得られる春の光の存在の大きさ、それらを経験しなければならないことは、ずいぶんと前から私がやり残していた、宿題のようなものでした。
それを吸収できるだけの感性の、あるいは技術面の課題を満たすにはまだまだ未熟ではあるのですが、もうこれ以上待てない!とばかりに飛び出しました。
まあ不恰好な珍道中になっており、あっちこっちに道が逸れ、(そもそも、“ムンク”の追求がなぜかフィンランドに向かわせてしまっているような現状です。)わらしべ長者的な修行の日々になっておりますが、その一端を、
左メニューの[ Helsinki ][ La]pland ][Tampere][Virrat] に分けて写真でご紹介いたします。 御覧ください!
2014年、12月現在、まだ1/4もUPできていません・・亀のような速度で、現在も更新中です・・
自分の作品そのまんまの情景に唖然。なぜもっと早く来れなかったのか。