In Finland !!

 現在の私の活動をご報告いたします。               2010. 11

 

 わたしは2010年度の文化庁在外研修員として、北欧留学中です。

ムンクの画集を絵本にして育った私は、彼の作品の背景にある風土を知りたいとずっと願っていました。幼少から自然の中で充実した毎日を送っていた私は、知らず知らずのうちに、日本の風土と彼の世界に調和を感じてゆくことになりました。

 

 北欧の作家たちの作品に触れたとき、わたしはいつも瑞々しい情感に満たされます。恐ろしいような懐かしさに、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。そしてそれが自分にとって、この上なく大切なものなのだと、気付かされるのです。

 暗く長く、そして恐ろしく寒い冬の存在、そしてその末に得られる春の光の存在の大きさ、それらを経験しなければならないことは、ずいぶんと前から私がやり残していた、宿題のようなものでした。

 それを吸収できるだけの感性の、あるいは技術面の課題を満たすにはまだまだ未熟ではあるのですが、もうこれ以上待てない!とばかりに飛び出しました。

 

 まあ不恰好な珍道中になっており、あっちこっちに道が逸れ、(そもそも、“ムンク”の追求がなぜかフィンランドに向かわせてしまっているような現状です。)わらしべ長者的な修行の日々になっておりますが、その一端を、

左メニューの[ Helsinki ][ La]pland ][Tampere][Virrat] に分けて写真でご紹介いたします。 御覧ください!

 

 2014年、12月現在、まだ1/4もUPできていません・・亀のような速度で、現在も更新中です・・

 

 

自分の作品そのまんまの情景に唖然。なぜもっと早く来れなかったのか。

Kiitos kailille Suomen Parhaat Ystävät!!

 2020、ヘルシンキでの個展が終了しました。

 2年がかりのプロジェクトで、ずっとそれだけに掛かり切りでしたが、ついに終わってしまいました。

 

 関係者の皆様や、強力にサポートしてくれた親友たちに、あんな気持ち、こんな気持ち、色々お伝えしたかったのに。いつもそうですが、済んでしまうとあっという間。

 

 こんな成功した展覧会はなかなか経験できるものじゃない。

 

 何度も繰り返し来場してくださったお客様、遠い国から深く感謝申し上げます。

 

 そして、親友たち、また近く、次の機会を待っててください。

 

 特にいつも親のように心配してくださっているオリさん、レエナさん、エイラ、アンティさん、カアリナ、ヘイッキさん、お体を大切に。

 トゥッカ、パイヴィさん、素晴らしい友情をありがとう!!

Tusen takk for dear friends, ありがとうM.Aさん!!

2017、あたらしいBLOG書き込もうと一念発起!! 今年のノルウェー個展は個人的には特別な機会となります。これからぼちぼちかきますのでBLOG2017のコーナーを御覧下さい!

 

 

 

2015 7~9月、はしばらく休めていたノルウェーでの個展企画など美術活動を展開中です。ムンクの研究はわたしの生涯のものですが、現在はなにより、ノルウェー高地の森林限界地域の自然環境の取材を行っております。予期せず決死の活動になってしまっておりますが…冗談抜きに死ぬところでした…  詳しくはBLOGのJotunheimenの項目を御覧下さい!!

 

 

 

2014 7~8月、今年のフィンランドでの美術活動を終え、日本にかえって来ました。 全長8mの巨大な絵画を描き上げてきました。 詳しくは後日BLOGで!!

2010-2011 Works in Finland Virrat16,17がいまさら完成しました。よろしければ御覧ください。

                               

 2011年、北欧ラップランドでの写真展を終え、フィンランド内陸部の湖畔の美しい村で、制作と展覧会、また、国際的なアーティストたちとの刺激的なワークショップを終えました。

 現在は、憧れであった、ノルウェーのハルダンゲフィヨルドに面するオールヴィクで、なぜか楽しいオランダ作家たちと、興奮に満ちた日々を過ごしております???

 『厳しい冬を知らずして、北欧の美術は語れない』との思いで、氷との格闘からスタートした私の留学でしたが、春には現地の誰より薄着になれるほどタフになりました。

 冬から春、夏へと急激に変化する北欧の気候には、ただただ圧倒されるばかりです。 

 すっかり報告が伸ばし伸ばしになっておりますが、私の体験していることを少しずつご紹介いたします。