春・到来

 

 おっしゃ、大物~!!

 

 とは言っても私が釣ったものではありません。ご近所さんのトラップにかかったハウキです。

 この時点ではまだわたしはNOフィッシュ状態でした。アイスフィッシングもフィンランディア(フィンランドウォッカ)の飲みすぎで全く釣れんかったし。

 

 夜な夜な広大なアトリエの中で針無しルアーを投げては巻き、投げては巻き・・・・さみしい・・・・

 

 

 

 この手のトラップにとぐろを巻いて入ってたらしい・・・

 

 

 

 湖にもすっかり、春が。

 

 

 

 

 つくし、イン ふぃんらんど

 

 

 オッリ作の彫刻作品。しかしわたしが広角レンズでパースをつけて撮影したこの写真を作者は拒否。

「なんか、態度デカそうにみえてまうんちゃうか~」

 

 もっと、自身を誇っていいんちゃいまっか~、とわたしは言いましたが・・・

 

 

 

 くまんばちがわたしのラクガキ帳に遊びに来ました。

ほんとうにかわいい。もうちょっとあそんでいきなはれ。

 

 フィンランド人の自然に詳しい人たちは、ミツバチ、クマンバチ、マルハナ系と、いわゆるアシナガ、スズメバチ、つまりワスプ、ホーネット系は全く別種と認識しているようで、なんでも一緒くたに「ハチだ!!ハチだ!!」と大騒ぎしません。中にはおとなしいマルハナバチは刺さないか、刺されてもまったく痛くないと思っている人も。

 

 

 

 

 

 かえるもやってくるおうちのおいけ。

 

 

 こっちからもやってくる~

 

 

 ほんでいちめんタマゴだらけの巻

 

 

 ちょっと持って帰って飼育の始まり。

 

 

 いつかえるかな。

 

 

 

 シダの新芽も萌え出ずる 春

 

 

 日に日に夜は短く

 

 サウナに入って
 サウナに入って
 今夜も どぶんっ。 暗い水に身を浸します。 立ち泳ぎ ばんざい撮影中。(効果期待はずれ)
 今夜も どぶんっ。 暗い水に身を浸します。 立ち泳ぎ ばんざい撮影中。(効果期待はずれ)

 

 

 

 

 

 雪どけの水溜りが、あちらこちらに、ぽつり・ぽつり。

 

 

 かえるの天国になります。

 日本だったら、ミニ・サンショウウオの天国にもなるんでしょう。

 

 

 

 白樺の新芽がきらきら輝く季節になりました。

 

 

 

室内のみにアクアリウムにも、一回り早い春が。
室内のみにアクアリウムにも、一回り早い春が。
「おまはん、ボチボチいきまっか?」
「おまはん、ボチボチいきまっか?」
「わて、もうまてまへんで」
「わて、もうまてまへんで」
外よりかなり水温が高いので、成長がすこぶる早い。外の厳しさを知らん温室育ちめ!
外よりかなり水温が高いので、成長がすこぶる早い。外の厳しさを知らん温室育ちめ!
 またやってきた。 ほんとにおいらのノートが好きだね~。やはり人徳のなせる業か。
 またやってきた。 ほんとにおいらのノートが好きだね~。やはり人徳のなせる業か。

 

 

 

 

西洋タンポポ。なんとやわらかいグリーン!! 散歩しながらぽりぽり食べると、天然の新鮮な風味が口いっぱいに広がります。ここでは除草剤などケミカルなものは一切ありませんから、道草も栄養補給と積極的に。ちなみに栄養素の量は、畑の野菜と雑草では桁違いに異なります。草食の野生動物に、スーパーの野菜ばかりやってるととたんに調子を崩します。ただ、無農薬だけに、寄生虫には注意が要るんでしょうね。
西洋タンポポ。なんとやわらかいグリーン!! 散歩しながらぽりぽり食べると、天然の新鮮な風味が口いっぱいに広がります。ここでは除草剤などケミカルなものは一切ありませんから、道草も栄養補給と積極的に。ちなみに栄養素の量は、畑の野菜と雑草では桁違いに異なります。草食の野生動物に、スーパーの野菜ばかりやってるととたんに調子を崩します。ただ、無農薬だけに、寄生虫には注意が要るんでしょうね。

 

 

 

 

「わしらの船」でクルージング

フィンランドビールがだいぶ効いているようです。
フィンランドビールがだいぶ効いているようです。
こんなモッキやサウナも今は新規には建てられません。でもこんなところ、いくらでもあるんで、景観、環境保護とかおおらかでも気になりません。国民性からか、色彩なども皆、控えめですから、お互い共感しあえるんでしょう。ところが、私の好きなノルウェイではそうはいかないのがおもしろいところ。
こんなモッキやサウナも今は新規には建てられません。でもこんなところ、いくらでもあるんで、景観、環境保護とかおおらかでも気になりません。国民性からか、色彩なども皆、控えめですから、お互い共感しあえるんでしょう。ところが、私の好きなノルウェイではそうはいかないのがおもしろいところ。
ごくたまに横切る船に、地元の人たちは必ず手を振ってくれます。穏やかな毎日がうかがえます。っていうか、実際じつに穏やかです:)
ごくたまに横切る船に、地元の人たちは必ず手を振ってくれます。穏やかな毎日がうかがえます。っていうか、実際じつに穏やかです:)
今日はオトコマエなボス?(フィンランド人とは思えない!いろんな意味で:)の誕生日、兼彫刻展のオープニングパーティ
今日はオトコマエなボス?(フィンランド人とは思えない!いろんな意味で:)の誕生日、兼彫刻展のオープニングパーティ
ギャラリー到着!(船で!!)
ギャラリー到着!(船で!!)
え~、マフィアではありません。
え~、マフィアではありません。
                          完全機械式!!電気に飼いならされた現代人には、なんとも潔い!
                          完全機械式!!電気に飼いならされた現代人には、なんとも潔い!
自作を語る、ボス(?)Kさん。繰り返しますがマフィアではありません。たぶん・・・
自作を語る、ボス(?)Kさん。繰り返しますがマフィアではありません。たぶん・・・
でかいバースデーケーキ
でかいバースデーケーキ
 娘のパイヴィさんがきれいに取り分けを・・・
 娘のパイヴィさんがきれいに取り分けを・・・
 かわいい。控えめで優しい性格がそのまま現れているようです。
 かわいい。控えめで優しい性格がそのまま現れているようです。

 

 そしてわたくしのよめさん、画家の山縣寛子がとりわけますと・・・

 

「わたしの分・・・:)」
「わたしの分・・・:)」

 なんということでしょう!! あっと言う間に力感みなぎるアブストラクトアートに・・・!! 造形の基本は「欲望に正直に向き合うこと」作家は無言のうちにそう伝えようとしているのでしょうか。自己の本質から逃げないことの大切さを感じます・・・

 

 

 

 

 

 

 

釣りの極意

 

 時は江戸初期、ちょーひまな武士の崇高なたしなみとして、「釣道」生まれけり。

釣道のこころとは、如何なる時も乱れず、見えぬ水面下をも見極め、策を講じ、ただひたすらに忍ぶことなり。実を得んと渇望するは浅ましきことと心得るべし。すべての頂は不動の精神鍛錬の上にあり。

 

 てな訳で・・・

 

 

 あまたの道具、こころくばりて備えけり。
 あまたの道具、こころくばりて備えけり。
 たとえ釣れし魚、疑似餌の長さに等しき雑魚とても 涼しげな面持ちにてほほえむべし。
 たとえ釣れし魚、疑似餌の長さに等しき雑魚とても 涼しげな面持ちにてほほえむべし。
 極意の淵深きこと、のるうぇいのフィヨルドの如し (ルアー長・約3cm)
 極意の淵深きこと、のるうぇいのフィヨルドの如し (ルアー長・約3cm)
  成果己が心のうちに求むるべし。安直にその日の糧のみを求むるべからず (ルアー長・約3cm)
  成果己が心のうちに求むるべし。安直にその日の糧のみを求むるべからず (ルアー長・約3cm)
お手製セル瓶に小エビ一匹かからずとも、泣かず、騒がず  (な、なんでや・・・・・涙)
お手製セル瓶に小エビ一匹かからずとも、泣かず、騒がず  (な、なんでや・・・・・涙)
おもむろに水質をリサーチし         (ここの水質は中性。思ったよりPH高いのはなぜ???)
おもむろに水質をリサーチし         (ここの水質は中性。思ったよりPH高いのはなぜ???)
 ただ釣り、 (だから、おおきさにあらず。 ルアー長・約3cm)
 ただ釣り、 (だから、おおきさにあらず。 ルアー長・約3cm)
 釣って (大物!!)
 釣って (大物!!)
 ときによろこび (これも大物!!)
 ときによろこび (これも大物!!)
 ささやかに安堵し・・・
 ささやかに安堵し・・・
 あ・・・また・・・・・・・・・・・・(ルアー長・2,5cm!!!)
 あ・・・また・・・・・・・・・・・・(ルアー長・2,5cm!!!)
     ・・・・・
     ・・・・・

 

 そんでもって・・・最後に・・・

 

   ・・・・ちょー、ミニ・・・
   ・・・・ちょー、ミニ・・・

            

              

  ・・・この世は虚構と悟るべし・・・

 

 いいましたっけ、カメラ撮るときの「はい、チーズ!」は、この国では「ムイック~!」です。むいっくとはずばり、こんな魚。まさに、さみしく微笑むことしか出来ません。

 

(それでもな~んも釣れんと寂しいので、どんどんちっこいルアーに付け替えるわたし・・・釣道のデフレーションといいます。)

 

 

Kiitos kailille Suomen Parhaat Ystävät!!

 2020、ヘルシンキでの個展が終了しました。

 2年がかりのプロジェクトで、ずっとそれだけに掛かり切りでしたが、ついに終わってしまいました。

 

 関係者の皆様や、強力にサポートしてくれた親友たちに、あんな気持ち、こんな気持ち、色々お伝えしたかったのに。いつもそうですが、済んでしまうとあっという間。

 

 こんな成功した展覧会はなかなか経験できるものじゃない。

 

 何度も繰り返し来場してくださったお客様、遠い国から深く感謝申し上げます。

 

 そして、親友たち、また近く、次の機会を待っててください。

 

 特にいつも親のように心配してくださっているオリさん、レエナさん、エイラ、アンティさん、カアリナ、ヘイッキさん、お体を大切に。

 トゥッカ、パイヴィさん、素晴らしい友情をありがとう!!

Tusen takk for dear friends, ありがとうM.Aさん!!

2017、あたらしいBLOG書き込もうと一念発起!! 今年のノルウェー個展は個人的には特別な機会となります。これからぼちぼちかきますのでBLOG2017のコーナーを御覧下さい!

 

 

 

2015 7~9月、はしばらく休めていたノルウェーでの個展企画など美術活動を展開中です。ムンクの研究はわたしの生涯のものですが、現在はなにより、ノルウェー高地の森林限界地域の自然環境の取材を行っております。予期せず決死の活動になってしまっておりますが…冗談抜きに死ぬところでした…  詳しくはBLOGのJotunheimenの項目を御覧下さい!!

 

 

 

2014 7~8月、今年のフィンランドでの美術活動を終え、日本にかえって来ました。 全長8mの巨大な絵画を描き上げてきました。 詳しくは後日BLOGで!!

2010-2011 Works in Finland Virrat16,17がいまさら完成しました。よろしければ御覧ください。

                               

 2011年、北欧ラップランドでの写真展を終え、フィンランド内陸部の湖畔の美しい村で、制作と展覧会、また、国際的なアーティストたちとの刺激的なワークショップを終えました。

 現在は、憧れであった、ノルウェーのハルダンゲフィヨルドに面するオールヴィクで、なぜか楽しいオランダ作家たちと、興奮に満ちた日々を過ごしております???

 『厳しい冬を知らずして、北欧の美術は語れない』との思いで、氷との格闘からスタートした私の留学でしたが、春には現地の誰より薄着になれるほどタフになりました。

 冬から春、夏へと急激に変化する北欧の気候には、ただただ圧倒されるばかりです。 

 すっかり報告が伸ばし伸ばしになっておりますが、私の体験していることを少しずつご紹介いたします。