作画の源泉 Japanese Water-side, My Spiritual Orgin
私は水辺の情景に魅かれてやまない。
子供のころからずっと変わらない。
Japanese old ponds with pure dark water.
世界のどこにあっても、水のあるところに心の動きを抑えることができない。
北欧の気候風土の透明感は、意外なことに東洋の季節感にも通じるものがある。
西洋画の歴史においてはめずらしく、北欧のクリエイターたちは空気を表す上で、絵具を支持体の質に浸透させるように描く。その点においては、紙に色材を浸みさせて、支持体の内側に世界を創造する日本人の感性とは共通点がある。
私が幼少からずっと北欧美術に親しみを感じ、あこがれ続けた理由は、そんな臨場感を彼らの作品から肌身に吸収してきたからに違いない。
日本の水景を追い求めて過ごした幼い記憶が、いつの間にか遠い北の国の風土と精神的に深く結びつけて放さなくなった。
コンセプト、モティベーションの要になっている情景写真を、フィールドワークを行った国別に載せてみた。
Finland